文:Kim Song Gi

2月17日(火)-3月1日(日)に京都、ギャラリー恵風で開催されている國政サトシの個展『スライドスライド』へ行ってきた。

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この日は会期中間にあたり、小さなパーティーが開かれていた。

ケータリングに樹海食堂の吉田君。國政とは学生の頃からの友人で、最近は出張主体の食堂をやっているんだそうだ。

國政サトシはこれまで身の回りにある結束バンドや洗濯バサミ等の既製品を、染めや織りなどの技法を使って立体作品を展開してきた。

AT PAPER.編集長である彼の作品を観るのは久しぶり。

以前にAT PAPER.の編集部会議であったときに今回の個展の話題が出たとき「今制作しているのは以前と全然違う形になりそうで、自分でも日々が実験の連続でとても楽しい。」と言っていたことを思い出した。

自分の参加しているフリーペーパーの編集長に取材を行うのは中々変な気分になるものだけど、取材される方がもっと変な感じがするんだろうなと思いながら少し話を聞いてみた。

-今回は平面の作品なんだね。違うことをしているってのは聞いてたけど、だいぶ変わったね。-

そうですね。形としては全然違うものになりました。

丁度、去年の夏からそれまで準備していた共有のアトリエでの制作が始まってその環境の変化が大きいのかもしれないです。

写真や版画、彫刻といった色んなメディアを扱う作家達が集まって運営しているスペースで、そこで制作するのは凄く刺激的で新鮮な発見ができます。

今回の作品も元々書き溜めてきたドーローイングや一見染色から遠いような素材を「染める」という技法、手を動かしながら形が生まれてくることに集中しているのは以前と同じだけど、その組み合わせ方やアウトプットの方法が違っています。

-旦固まりつつある作品のスタイルを変えるのは作家にとって勇気が必要なことの様なきもするんだけど、-

そこはあんまり気になりませんでした。

それよりも環境が変化して、新しい刺激に身をさらしたとき、に新しい反応ができることを今は楽しんでいます。

-このシリーズも作品によって層やイメージといったいくつかのパターンが見えてきますね。そういった実験的な面も見えてきて、観ている僕もなんだか元気が出てきたよ。なんというか…。次何する? あ、AT PAPER.でね。-

はい。今回のシリーズは初めての発表だし、まだ課題もたくさんあると思います。ただ、それも今回展示してみて初めて気がつくことが多いし、その経験をもって制作に向かったとき、また新しいことができるような気がしています。

AT PAPER.のほうも。ちょっと休憩が長引いているけど、だんだんプランもたってきたし、新しいメンバーも増えてとても楽しみ。

早く頭を切り替えないとね。

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